令和7年度も新エネ・省エネ機器導入をはじめ、各種補助金の受付を開始しました。今回は、市の補助金を活用して新エネ・省エネ機器を導入されたM様に、お話を伺いました。
―導入されている機器と、その規模を教えてください。
はい、太陽光発電が9.3kWと、蓄電池が13kWのものを導入しています。
―かなり大きな太陽光を設置されていますね!導入時期はいつ頃ですか?
太陽光はこの家ができた時なので2011年位で、蓄電池が2021年です。
―別々のタイミングで導入されたんですね。導入を決めたきっかけや理由を教えていただけますか?
太陽光に関しては、ハウスメーカーから勧められて。当時、太陽光の売電価格が高かったんで、パネル代は十分回収できますよってことでお勧めされて導入を決めました。
蓄電池は、太陽光をつけてから10年たって売電価格が下がる関係で、そのまま安い金額で買い取ってもらうか、他に何か有効活用できないかなって考えたときに、一回御前崎でも大きな停電があって(2018年 台風24号による停電)、停電の時にうちはオール電化なので何もできなくなっちゃうんですよ。そういった時に備えて、蓄電池っていう選択もありかなと思って、せっかく太陽光パネルも大きいのが乗っているので、その電気を有効活用しようかなと蓄電池を導入しました。
―電気代の削減など、導入して感じられた効果はありますか?
もともと太陽光の売電価格が高かった頃に導入したこともあって、正直なところ、今は費用面での大きなメリットはあまり感じられないですね。ただ、日中太陽光で発電した電気を蓄電池に貯めて、それを家の電力として使っているので、電気を買う費用は確実に抑えられているかなと思います。最近電気代が高いって話もよく聞きますが、導入しておいて良かったな、太陽光や蓄電池がなければもっと高額な電気代になっていたな、と思います。
―これから導入を検討される方に向けて、アドバイスがあればお願いします。
蓄電池について、正直なところ費用対効果はそんなにない。導入費用もかなりかかりますし、メリットはそれほど大きくないと思います。
ただ、「災害時の備え」っていう切り口ですと、導入する価値は十分にあるのではないかと思います。実際、うちでもまだ非常時に使ったことはないですけど、今後来るであろう災害に備えてということでしたらいいんじゃないかなと思います。
―設置費用が高額なので、導入をためらう方も多いですよね。
本当にそうだと思います。それで儲かるって考えちゃうと全然割りに合わないので、どちらかというと、「災害時の保険」みたいなものですかね。