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知る・学ぶエネ講座

限りある地球のエネルギーについて
楽しく学んで詳しくなろう。
エネルギーの基本から豆知識、
省エネのヒントまで盛りだくさん!
クイズもあるので、ぜひ挑戦してください。

エネくん

エネルギーに関する豆知識や季節に合わせた省エネ情報などをお届けします。
クイズに全問正解してエネルギー博士を目指しましょう!

2025.02.03

2025.02.03

冬の省エネ対策はできていますか?

2月は「省エネルギー月間」です。
今回は冬の省エネ対策(暖房器具編)をご紹介します。

■エアコン

・冬の室温の目安は20℃
 「設定温度」ではありません。暑すぎ・寒すぎにご注意を!
・サーキュレーターや加湿器などを併用する
 サーキュレーターで室内の空気を循環させたり、加湿器で湿度をあげることによって温かさを感じやすくなります。
・メンテナンスをこまめに行う
 月1・2回のフィルター掃除や室外機周辺の障害物を取り除くことで暖房効率が上がります。


■電気カーペット

・温めたい場所に合ったサイズを選ぶ
 人がいない部分まで温めると、その分電気代もかかります。
 無駄のないサイズを選んだり、使わない部分は温めないなどの工夫をしましょう。
・断熱マットを併用する
 床に熱が逃げるのを防ぐと、省エネにつながります。


暖房器具全般に共通する省エネ対策は
・少し早めに暖房を切る
 少しずつでも、毎日の積み重ねで大きな省エネにつながります。
・厚めのカーテンで放熱を防ぐ
 窓からの冷気も防ぐことができます。


暖房器具を賢く使って、冬を快適に過ごしましょう。

2025.01.24

2025.01.24

クリーンエネルギー自動車とは?

ガソリン価格の高騰をきっかけに、クリーンエネルギー自動車に興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。
クリーンエネルギー自動車とは、ガソリンや軽油をあまり使わず、環境にやさしいエネルギーを使って走る車のことをいいます。
今回は、クリーンエネルギー自動車のうち主なものを3つご紹介します。

1 電気自動車(EV)
使用する燃料は電気のみです。
バッテリーにコンセント等を通じて充電し、電気でモーターを動かして走ります。
走行中はとても静かで振動が少ないことが特徴です。

2 プラグインハイブリッド自動車(PHEV)
使用する燃料は電気とガソリンです。
エンジンと電気モーターを一緒に使います。
バッテリー内の電気が0になってもガソリンで走ることができるため、長距離運転にも適しています。

3 燃料電池自動車(FCV)
使用する燃料は水素です。
燃料電池の中で水素と酸素を化学反応させて発電し、モーターを動かします。
走るときに排出されるのは水だけなので、とてもクリーンです。

これらの自動車には非常時には電源として活用できるものも多く、災害対策にも役立ちます。
しかし、車体価格が高いことや、燃料の補給を行う設備が足りないことが課題となっています。

クリーンエネルギー自動車は、脱炭素社会の実現には不可欠なものの一つといえます。
これから技術革新や設備の整備が進んで、ますます普及していくことを期待します。

2024.12.13

2024.12.13

\何問正解できるかな?/

エネルギーQuiz

エネルギークイズにチャレンジしてみましょう。全問正解できるかな?


Q1.

火力発電や原子力発電などで使用されている、大きな羽根車のような装置の名前は?

– A. ターバン
– B. タービン
– C. ターブン

Q2.

バイオマス発電で使用する燃料は?

– A. 木くずや廃油、燃えるゴミなど動物や植物をもとにしたもの
– B. 石油
– C. 石炭

Q3.

水力発電の良いところとして正しいものは?

– A. 少しの水で発電できるので、天気の影響を全く受けない
– B. 発電所を設置できる川がまだたくさん残っている
– C. 水が落ちる力を利用するので、二酸化炭素を発生させない
こたえはこちら
エネルギークイズの答え
Q1. B. タービン

解説

火力発電や原子力発電では、水を沸騰させて発生した蒸気を使ってタービンを回し、電気を発生させています。

Q2. A. 木くずや廃油、燃えるゴミなど動物や植物をもとにしたもの

解説

バイオマスとは「生物由来の資源」のことを言います。

Q3. C. 水が落ちる力を利用するので、二酸化炭素を発生させない

解説

水力発電は燃料を燃やさないため、二酸化炭素が発生しません。

2024.10.25

2024.10.25

電気はどのように作られているの? <7>原子力発電

原子力発電は、ウランの核分裂の力を利用する発電方法です。
ウランが分裂するとき、とても大きな熱エネルギーが発生します。
この熱でタービンを回して発電機を動かします。

原子力発電で使用するウランは、火力などに比べると少ない燃料で発電することができます。
また、CO2を出さないことも大きなポイントです。
脱炭素社会の実現のために、原子力発電は重要な発電方法といえます。

しかし、発電に伴って放射性物質が発生するため、徹底的な安全性の確保が求められ、厳しく規制されています。
また、発電の際に発生する放射性廃棄物の処分の問題もあります。
2011年の福島第一原発での事故以降、日本各地の原子力発電所が運転を停止し、徹底的な安全性の確保のための審査を受けています。

原子力発電所の安全対策については、「七海もスッキリ!エネルギーミックス!」エピソード4~原子力発電~にて紹介しています。

マンガ版 →動画版

2024.09.27

2024.09.27

電気はどのように作られているの? <6>バイオマス発電

「バイオマス」という言葉は、あまり聞いたことがないかもしれません。
バイオマスとは、動物や植物をもとにした化石燃料以外の資源のことです。
木くずや廃油、燃えるゴミなどを燃やして発生した熱でタービンを回し、発電機を動かします。

バイオマス発電は、廃棄物や不要物など本来捨てられていたものを有効活用できますが、燃料として使えるようにするための運搬・加工や管理のために多くのコストがかかります。
しかし、気候に影響を受けることなく安定して発電することができます。

現在、御前崎港にバイオマス発電工場を建設中です。
環境にやさしい発電方法の一つとして、これからも発展が期待されています。

2024.08.30

2024.08.30

電気はどのように作られているの? <5>風力発電

風力発電は、風の力を利用して電気をつくります。
風の力で大きな風車を回し、風車から発電機に力が伝わることで発電します。

風力発電は、自然のエネルギーである風を使うため、燃料の心配をする必要がありません。
また、二酸化炭素を出さないので環境にやさしい発電方法といえます。

一方デメリットは、発電量が不安定なことです。
風が吹かないと発電ができないので、他の発電方法と組み合わせることが必要です。

いま、御前崎市には15基の風力発電機があります。
御前崎に吹く強い風が、風力発電に役立っています。

2024.07.26

2024.07.26

電気はどのように作られているの? <4>太陽光発電

太陽光発電は、太陽の光をパネルに当てることで電気を発生させます。
パネルは「太陽電池」という太陽の光で電気を作る電池がたくさん集まってできています。

太陽光発電の良いところは、他の再生可能エネルギーと同じように、二酸化炭素を出さないことと、自然の力を利用するため燃料の心配をする必要がありません。
しかし雨やくもりの日は発電量が少なくなってしまうので、天気によって発電量が安定しないのが難点です。

御前崎市は日照時間が長いので、太陽光発電に適しています。
自分の家など設備を設置することで、自分たちが使う電気を自分たちで作ることもできます。
太陽光発電は、私たちにとって一番身近な発電方法といえるでしょう。

2024.06.28

2024.06.28

電気はどのように作られているの? <3>地熱発電

地熱発電は、これまで紹介した発電方法に比べると、聞いたことが少ないかもしれません。
地熱発電は、地中の深いところにあるマグマの熱で温められた蒸気によってタービンを回して発電する方法です。
仕組みは火力発電と似ていて、「化石燃料を燃やすかわりにマグマを使う」と考えるとわかりやすいです。

地熱発電は二酸化炭素が発生しません。
また、天候などにも左右されないため、安定して電気を作ることができます。

しかし、高温のマグマがある場所は温泉などの観光地があることが多く、地熱発電所を作るときには周りの景色や環境に特に気を配る必要があります。

2024.05.24

2024.05.24

電気はどのように作られているの? <2>水力発電

水力発電は、水が高いところから低いところに落ちる力を利用して水車を回し、水車につながっている発電機で電気を作ります。
一番わかりやすいのが、ダムを使った方法です。

水力発電の良いところは、二酸化炭素を出さないことです。
また、ダムなどを使って水を貯めておけば安定して発電することができ、流す水の量を多くしたり少なくしたりすることで発電量をコントロールすることもできます。

一方、デメリットもあります。
すでに多くの川に水力発電が設置されていて、新しく設置できる場所が残っていないことです。
また、雨が降らない日が続くとダムの水がなくなってしまい、発電ができなくなってしまいます。

御前崎市には水力発電所がありませんが、静岡県全体でみると県東部・中部を中心に50か所以上もあります。

2024.04.26

2024.04.26

電気はどのように作られているの?  火力発電

火力発電は、石油や天然ガス、石炭などの化石燃料を燃やすことで水を沸騰させ、発生した蒸気の力でタービンという大きな羽根車のような機械を回転させて電気をつくります。

火力発電の良いところは、発電量が安定していて調節もしやすいところです。燃料を燃やす量によって比較的簡単に発電量を調節することができます。また、気候に影響を受けにくく、燃料さえあれば安定して発電することができます。

反対に、悪いところもあります。
1つめが、環境への影響です。火を燃やし続けることで、たくさんの二酸化炭素が発生します。二酸化炭素は「温室効果ガス」と呼ばれるものの一つで、地球温暖化の大きな原因となっています。
2つめが、価格や埋蔵量が不安定であることです。火を燃やし続けるにはたくさんの化石燃料が必要ですが、日本には化石燃料が少ないため、ほとんどを海外からの輸入に頼っています。戦争などが起きると、化石燃料の値段が上がったり、日本に入ってこなくなる可能性があります。また、化石燃料には限りがあり、石油や天然ガスはあと50年分しかないといわれています。

「七海もスッキリ!エネルギーミックス!」第2話で火力発電についてわかりやすく説明しています。
ぜひマンガや動画でご覧ください。

マンガ版 →動画版

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