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エネルギーのこれからを
皆さんといっしょに考えるため、
御前崎市が取り組むエネルギーにまつわるさまざまな情報やイベントの実施レポートなどをお届けします。

エネくん

エネルギーに関する市の取り組みやイベントの様子など、
エネルギーのまち御前崎の「いま」を紹介するよ!

2025.09.30

2025.09.30

令和7年度 補助金中間報告

現在GX推進課では、4つの補助金を交付しています。

1.新エネルギー・省エネルギー機器導入促進補助金【市民向け】【事業者向け】
2.中小企業者省エネルギーGX推進事業費補助金【事業者向け】
3.省エネルギー診断補助金【事業者向け】
4.御前崎市脱炭素経営支援融資推進事業費補助金【事業者向け】

それぞれの補助金の9月30日現在の申請状況を以下にまとめます。


1. 新エネルギー・省エネルギー機器導入促進補助金
申請件数
・太陽光発電システム       15件
・家庭用蓄電池          26件
・太陽熱利用システム       2件
・クリーンエネルギ自動車     9件
 (ミニカー)

予算額    6,350,000円
予算残額   2,323,000円

※2026年3月31日までに設置工事(納車)を完了し、2026年4月10日までに実績報告書を提出する必要があります。


2.中小企業者省エネルギーGX推進事業費補助金
申請件数
・高効率空調(業務用エアコン) 3件
・LED照明           2件
・業務用冷凍冷蔵庫       1件
・産業用モータ         1件
予算額   2,500,000円
予算残額   664,000円

※申込期限:2025年10月31日まで
 2026年3月31日までに実績報告書を提出する必要があります。


3. 省エネルギー診断補助金
申請件数
・ウォークスルー診断  5件

予算額    150,000円
予算残額   125,000円


4. 御前崎市脱炭素経営支援融資推進事業費補助金【事業者向け】
申請件数 0件

予算額    1,500,000円
予算残額   1,500,000円


2025.08.12

2025.08.12

御前崎市の取り組み ~令和7年度環境出前講座(白羽小学校)~

 第5回目を7月15日(水)に白羽小学校で開催しました!
 環境出前講座では、ワットチェッカー体験、ごみ分別ゲーム、海洋ごみから地球温暖化を考えるワークショップを行いました。
 この講座から自分がこれからの生活でやってみたいと思ったこととして、
  「3Rを頑張りたいし分別も頑張りたい」「電気をこまめにきろうと思いました。」と回答してくれました。また、「地球温暖化をなるべくへらすために二酸化炭素をへらしたい。」という回答もありました。

 地球温暖化へのアプローチとして、エネルギーと環境からの視点で考えを深めることができたのではないでしょうか。

 今回で市内すべての小学校において本年度の環境出前講座が終わりました。講座で学んだことを普段から活用してみてください!!

2025.07.03

2025.07.03

御前崎市の取り組み ~令和7年度環境出前講座(御前崎小学校)~

 第2回目を6月23日(月)に御前崎小学校で開催しました!
 環境出前講座では、ワットチェッカー体験、ごみ分別ゲーム、海洋ごみから地球温暖化を考えるワークショップを行いました。
 海洋ごみに関心が高く、ワークショップでリサイクルできるかできないかを考えるところを印象的だったと答える子どもたちが多かったです。
 また、自分のこれからの生活でやってみたいと思ったこととして「電気を無駄にしない」「誰もいない部屋の電気をつけない」と答えてくれました。
 省エネについても意欲的な姿勢を見せてくれました。

2025.06.18

2025.06.18

御前崎市の取り組み ~令和7年度環境出前講座(浜岡北小学校)~

 市では、小学生に対して環境出前講座を実施しています。
 地球温暖化に関心を持ち、今できることを考えて行動するきっかけをつくることを目的としています。今年度は、市内のすべての小学校で開催する予定となっていて、第1回目を6月10日(火)に浜岡北小学校で開催しました。
 環境出前講座では、ワットチェッカー体験、ごみ分別ゲーム、海洋ごみから地球温暖化を考えるワークショップを行いました。ワットチェッカー体験では、ドライヤーの強風・弱風による使用電力量の違いについて驚いていました。

 

2025.06.13

2025.06.13

太陽光パネルや蓄電池をおトクに設置してみませんか?

静岡県の取り組みとして住宅向け太陽光パネル・蓄電池等の共同購入事業があります。
この事業を利用しておトクに太陽光パネルや蓄電池を設置してみませんか?
静岡県では、公募により選定した事業者とともに、太陽光発電や蓄電池の購入希望者を募り、一括して発注することで、おトクに購入することができる共同購入事業を今年度も実施しています。くわしくは静岡県ホームページ(住宅用太陽光発電設備等共同購入支援事業)をご覧ください。
また、この県の事業と御前崎市の新エネルギー・省エネルギー機器導入促進補助金を併用することでさらにおトクに!!

2025.05.30

2025.05.30

令和7年度 新エネ・省エネ・GX推進関係補助金受け付け中!

御前崎市では、市民の皆さまや企業における新エネルギー・省エネルギーへの取り組みをサポートするため、さまざまな支援・補助金制度を実施しています。
令和7年4月1日より、令和7年度新エネ・省エネ・GX推進関係補助金の申請受付が開始されました。
太陽光発電や蓄電池設備の導入、クリーンエネルギー自動車の購入を検討してみてはいかがでしょうか?
補助金の種類は下記のとおりです。

【一般市民向け】【事業者向け】
・新エネルギー・省エネルギー機器導入促進補助金

【事業者向け】
・省エネルギー診断補助金
・中小企業者省エネルギー・GX推進事業費補助金

◆交付申請は必ず着工前(自動車の場合には納車前)に行ってください。
◆交付申請は先着順に受け付けます。
◆予算の上限に達した場合は終了します。
◆国や県などの補助金と併用して申請することは可能ですが、一方で国や県などの補助金が他の補助金と併用して申請できない場合がありますので、確認の上申請してください。

2025.04.01

2025.04.01

GX推進課の誕生!!

4月1日から、環境課の政策部門とエネルギー政策課が1つになってGX推進課になりました。

「GX」とは、簡単に言うと、「便利な生活を維持しながら、環境にやさしい社会へ変わっていこう!」という動きのことです。

具体的には、「石油や石炭などの化石エネルギー中心の社会からクリーンエネルギー中心の社会へ転換するとともに、カーボンニュートラルやエネルギーの安定供給、経済成長を同時に目指す取り組み」のこと。カーボンニュートラルとは、排出されるCO₂と吸収・除去されるCO₂の量を差し引きゼロにすることをいいます。つまり実質的に温室効果ガスを出していない状態のことです。

御前崎市は2050年までにCO₂排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を令和3年2月に宣言しています。

GX推進課では、行政の取り組みを推進するだけでなく、社会情勢を踏まえながら、市民や事業者の皆さんが地球温暖化対策に取り組みやすい環境を整備しゼロカーボンシティの実現を目指していきます。

2024.10.23

2024.10.23

御前崎市の取り組み ~令和6年度環境出前講座(浜岡東小)~

10月22日、本年度最後の出前講座を浜岡東小学校で行いました。
4年生の皆さんが、地球温暖化を防ぐために私たちができることとして、エネルギーやごみの問題についてワークショップを体験しました。
エネルギーのワークショップでは身近な電化製品の消費電力を調べ、「こんなにたくさん電気を使っているの!?」と驚いていました。
最後に、今日勉強したことをおうちの人にも話をして、省エネやごみの分別に取り組むことを約束してくれました。
みんなで地球や御前崎の環境を守っていきましょう!

2024年東小4年生講座の様子

2024.06.07

2024.06.07

御前崎市の取り組み ~令和6年度環境出前講座を実施しました~

市では、持続可能な社会を築くために問題となる地球温暖化に関心を持ってもらうため、小学生に対して環境出前講座を実施しております。今年度は、新たに2つの小学校(浜岡東小学校、白羽小学校)を加え、市内のすべての小学校で開催する予定となっており、すでに第1回目を6月5日(水)に御前崎小学校で、第2回目を6月7日(金)に第一小学校で開催しました。
出前講座では、エネルギー分野から海洋ごみの問題など複数の分野における環境問題についてワークショップを行いました。
1回目の御前崎小学校では、児童がアカウミガメを育てて放流する活動もしているため、近年の海洋ごみの被害についての関心が深く、アカウミガメの産卵地である御前崎市の砂浜を守りたい思いもあり、熱心に受講しておりました。
2回目の第一小学校でも、児童たちが熱心に講義に耳を傾け、気になったことを積極的に質問していました。ワークショップ中も一人一人が積極的に作業に参加し、電化製品の消費量を一生懸命調べていました。

写真で見る御前崎海岸砂丘の変化

どちらの小学校でも、ワークショップの最後に、具体的な「省エネ」への取り組みを紹介し、家でも省エネに取り組んでもらうことをお願いしました。両小学校とも皆さんが快諾してくれた様子であり、これから家族で協力して省エネに取り組んでくれるだろうと期待が持てました。
今後講座を実施する小学校においても、省エネや環境保護に興味を持ってもらえるように頑張りたいと思います。
省エネは一人一人が意識して取り組むことが大切です。小さな取り組みをつなげていくことで、大きな成果を生み出します。
ぜひ、コラムをご覧になった皆さんも「省エネ」について、家族や友人の間で話し合ってみてください。

2024.04.24

2024.04.24

【5/17終了しました】事業者向け省エネセミナー・省エネ補助金説明会を開催します!

※本説明会は終了しました。ご参加ありがとうございました。

工場や事務所の省エネ対策を見直してみませんか?
「事業者向け省エネセミナー・省エネ補助金説明会」を開催します。
現在申請受付中の「中小企業者省エネルギー・GX推進事業費補助金」と「省エネ診断補助金」のご相談もできます。

■開催日時 令和6年5月17日(金) 14:00~15:30
■開催場所 御前崎市研修センター2階 大会議室
■講師   (一社)中東遠タスクフォースセンター 
■対象者  御前崎市内に事業所を有する方
■参加費  無料(要事前申し込み)
■申込方法 応募フォーム(→こちら)、またはエネルギー政策課(0537-85-1134)にお電話ください。

詳細はチラシをご覧ください。

お申込みをお待ちしております。

2024.04.01

2024.04.01

令和6年度新エネ・省エネ・GX推進関係補助金の申請受付開始!

新築・リフォームを検討中の方
光熱費が気になる方
エコな暮らしに興味がある方
クリーンエネルギー自動車を購入したい方 におすすめです!

御前崎市では、市民の皆さまや企業における新エネルギー・省エネルギーへの取り組みをサポートするため、さまざまな支援・補助金制度を実施しています。
本日(令和6年4月1日)より、令和6年度新エネ・省エネ・GX推進関係補助金の申請受付が開始されました。
太陽光発電や蓄電池設備の導入、クリーンエネルギー自動車の購入を検討してみてはいかがでしょうか?

補助金の種類は下記のとおりです。

【一般市民向け】【事業者向け】
新エネルギー・省エネルギー機器導入促進補助金

【事業者向け】
省エネルギー診断補助金
中小企業者省エネルギー・GX推進事業費補助金

◆交付申請は必ず着工前(自動車の場合には納車前)に行ってください。
◆交付申請は先着順に受け付けます。
◆予算の上限に達した場合は終了します。
◆国や県などの補助金と併用して申請することは可能ですが、一方で国や県などの補助金が他の補助金と併用して申請できない場合がありますので、確認の上申請してください。。

各補助金についての詳細は、「省エネ&新エネサポート一覧」をご覧ください。

2024.03.05

2024.03.05

御前崎市の取り組み ~再生可能エネルギー導入推進~

御前崎市は、静岡県の南端、静岡市と浜松市のほぼ中間に位置し、北部は牧之原台地から続く丘陵地帯、南部は御前埼灯台の建つ岬や遠州灘海岸の砂丘地帯等、豊かな自然に恵まれています。

このような地勢において、日照時間が2,383時間/年と全国でもトップクラスを誇り、太陽光発電に適した地域と言われます。

このような特性を活かし、市では、これまで市役所本庁舎、病院、図書館、公民館、学校など、令和4年度までに市内14の公共施設に太陽光発電を設置してきました。この取り組みにより、二酸化炭素(CO2)を年間約220t削減する効果をもたらしています。
太陽光発電設備が設置されている公共施設は下記の表をご覧ください。

公共施設への太陽光発電の設置状況と効果

「御前崎市のエネルギー」についての詳細はこちら

市立図書館アスパルには、再生可能エネルギー導入の取り組みの一環として、太陽光発電と蓄電池が設置されています。また、ロビーには、発電量を表示するパネルが設置され、現在の発電量が分かるように表示されています。ぜひお越しください。詳細はこちら

2024.03.01

2024.03.01

御前崎市の取り組み ~令和5年度エネルギーを考える市民フォーラムを開催しました~

令和6年2月17日佐倉地区センターにて、令和5年度 エネルギーを考える市民フォーラムを開催しました。
このフォーラムは、地球温暖化やエネルギー問題の現状を正しく理解するとともに、エネルギー問題への関心を高め、自分事として考えることを目的として開催し、14名の市民が参加しました。前半は、静岡大学の水谷洋一教授を講師に招き、「これからのエネルギーのあり方と御前崎市の可能性」についてのセミナーを行い、後半では、「エネルギーに関して将来どのような社会になればよいか?」について参加者間で話し合いました。参加者からは、
・再生可能エネルギーや原子力発電といった環境にやさしい方法でエネルギーをつくる
・大人も子供も学べるようなエネルギー教育を充実させる
などの意見が出てきて、エネルギー問題に関心を持っていただきました。

2024.02.02

2024.02.02

御前崎市エネルギービジョン推進協議会 水谷洋一 委員長にインタビューしました! 後編

【エネルギーを産み、そして賢く使う市民力がエネルギーのまち御前崎の魅力となるように】

御前崎市とのご縁は、御前崎市エネルギービジョン推進協議会の設立時にご相談をいただいた時からで、現在は協議会の委員長を拝命しています。
「御前崎市は新しいエネルギーのまち」になれると思います。
ただそのためには、自分たちのまちの特性を市民が理解する必要があります。
例えば、風力発電、バイオマス発電、太陽光発電などはヨーロッパでは主要なエネルギー源として利用されており、御前崎市もこれらの発電に優位性をもつ地域です。しかし、天気が安定しない地域や、海に面していない地域など優位性がない地域もあります。また御前崎市はエネルギー関係の交付金対象のまちであり、これは原子力発電所を有するからできることであり、他のまちに比して大きな強みです。
御前崎市は確かに風が強いですが、ただその風にお金は掛かりませんよね。日照時間も長く安定している。これもまちの長所ですし、大いに活用ができる上に無限で無料なのです。
「御前崎市ではこんなふうにエネルギーを作っている」そして「こうやってそのエネルギーを融通し、賢く使っている」そうしたエネルギーを上手に活用して暮らしていることが重要なのだと思います。それは、スマートグリッドにも通じるでしょう。インフラの整備やその使い方も、エネルギーを使うことに結びついていくと思います。
エネルギー産業のまちとしてだけではなく、エネルギーを上手に活用する生活文化を持ったまちとして全国の他の地域に発信できれば大きな反響があると思います。
日本政府は2050年には、現在(2023年)約27兆円にのぼっているエネルギー輸入にかかわるコストを4兆円にするといっています。そのためには、先ほど述べた化石燃料を使ったエネルギー産業は削減し、自国内で成り立つエネルギー産業がその代替えにならざるを得ません。御前崎市がエネルギーのまちとしての可能性を大いに持っていること、そしてそのエネルギーを賢く使えるまちになることは、日本の未来に大変重要な意義があることをぜひ理解していただきたいと思います。

インタビュー日時:令和5年10月30日 静岡大学にて

2024.02.02

2024.02.02

御前崎市エネルギービジョン推進協議会 水谷洋一 委員長にインタビューしました! 中編

【非化石系発電への取り組みを正しく理解することが、日本のエネルギー計画推進への課題】

我が国のこうしたエネルギー事情に対し日本政府は、「第6次エネルギー基本計画」(2020年10月制定)で、長期エネルギー需給方針を示しています。この方針では2030年までの目標として、再生可能エネルギーの電源構成比率を一番高く見込み、主力電源とすることを目指しています。次に比率が多いのが原子力発電となっており、この2つは非化石系のエネルギーとなっています。これに対して、二酸化炭素を多く出す石炭や天然ガスなどを使用した化石系エネルギーによる発電を現在の70%程度から40%程度まで下げる目標を掲げています。このように、化石系エネルギーによる発電を少なくする取り組みを進めると共に、その分を非化石系エネルギーで賄うように検討されています。
ただし、この基本計画では太陽光はこれまでの2倍、風力に至っては5倍というビジョンが示され、原子力発電のシェアも20%強と少し高めの設定が示されています。
これに対し、政策的には再生可能エネルギー電力の固定価格買取制度(FIT)などが進められていますが、近年、太陽光発電などの再生可能エネルギー発電の増加に頭打ちの傾向がみられます。その背景には、急造のエネルギー施設や設備が多く、想定より住居に近かったり、土台や構造の簡素化で故障や破損が懸念されることから、立地地域の住民や自治体からの建設反対の声が強くなっていることがあります。
このような状況を踏まえ、今後再生可能エネルギー発電を推進するには、安心できる情報、そして該当地域の住民の懸念を払拭していくことが重要だと思います。
先入観というのはとても怖いもので、例えば焼却施設については、ダイオキシンなどにより「迷惑な施設」というイメージが、環境保全の技術が進んだ現在でも定着しています。太陽光発電や風力発電にもこうしたイメージがついてしまう可能性があります。太陽光発電や風力発電はどうしても大規模な施設になるため、立地場所は「立地コストが安く立てやすい場所に」ということになっています。この考え方では今後、再生可能エネルギー施設が普及していくスピードは遅くなると思います。こうした設置場所ありきの方法ではなくエネルギー計画に沿ってしっかり説明し、住民理解を進めることがこれからより重要であると感じています。

インタビュー日時:令和5年10月30日 静岡大学にて

2024.02.02

2024.02.02

御前崎市エネルギービジョン推進協議会 水谷洋一 委員長にインタビューしました! 前編

【化石燃料の輸入代金だけで年間16兆円、島国・日本の知られざる悪循環】

エネルギーに関する世界共通の課題は、二酸化炭素排出量の増加など地球環境の危機に加え、エネルギーの安定供給(あるいは安定調達)とそれら原材料の価格高騰です。
2011年3月11日の福島第一原発の事故を踏まえ、エネルギー産業の課題は、第一に安全性の確保、さらに安定調達、そしてそれに関わるコストの面であるといえるでしょう。
ご存じのように日本は海に囲まれた島国で、現在は石炭、石油や天然ガスなどを産出できないため、輸入に頼るしかありません。日本に比べヨーロッパの場合、外国からのエネルギー供給を受けるにしても比較的近くから、パイプラインなどで安定したエネルギー供給が受けられます。
日本の場合は、産出国から遠くはなれた島国であり、運搬にかかるコストや運搬中に排出されるCO2など環境にも影響を及ぼしています。自国で賄えないために他国に頼るしかなく、その輸入にかかるコストは国の試算で、2023年では27兆円にも上るというデータも公表されています。
ただこのような事実は、日本国内ではまだあまり知られていません。石炭や石油、天然ガスを海外に頼っているため、国内から多くの富が流出するという悪循環も引き起こしているのです。
そのため日本の国内で自給できるエネルギー産業の普及はこれからますます重要な課題であると言えるのです。

インタビュー日時:令和5年10月30日 静岡大学にて

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