知る・学ぶエネ講座
限りある地球のエネルギーについて
楽しく学んで詳しくなろう。
エネルギーの基本から豆知識、
省エネのヒントまで盛りだくさん!
クイズもあるので、ぜひ挑戦してください。

エネルギーに関する豆知識や季節に合わせた省エネ情報などをお届けします。
クイズに全問正解してエネルギー博士を目指しましょう!
2025.02.21

2025.02.21
日本のエネルギー問題
日本は世界でもエネルギーを多く使う国のひとつです。特に、電力消費量は世界で4位、エネルギー消費量は5位となっています。私たちの生活や産業を支えるために、たくさんの電力やエネルギーが使われています。しかし、日本は、石油や天然ガスなどの資源がほとんど取れないため、多くのエネルギーを海外から輸入しています。エネルギーの自給率はたった12.6%(2022年度)。OECD(経済協力開発機構)に加盟する38ヶ国の中で37位ととても低くなっています。
日本のエネルギー消費量は、2000年代をピークに減少していますが、まだ多くのエネルギーを使っています。また、これからAIの発達などによってより多くの電力が必要となることが予想されています。持続可能な社会を目指すためには、エネルギー問題は切り離せないものです。
政府は「エネルギー基本計画」によって、日本がどのようにエネルギーを確保し、使い、将来に向けてどんな対策を進めていくのかを示しています。
令和7年2月18日に、第7次エネルギー基本計画が閣議決定されました。
次回は、第7次エネルギー基本計画についてお話しします。
2025.01.24

2025.01.24
クリーンエネルギー自動車とは?
ガソリン価格の高騰をきっかけに、クリーンエネルギー自動車に興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。
クリーンエネルギー自動車とは、ガソリンや軽油をあまり使わず、環境にやさしいエネルギーを使って走る車のことをいいます。
今回は、クリーンエネルギー自動車のうち主なものを3つご紹介します。
1 電気自動車(EV)
使用する燃料は電気のみです。
バッテリーにコンセント等を通じて充電し、電気でモーターを動かして走ります。
走行中はとても静かで振動が少ないことが特徴です。
2 プラグインハイブリッド自動車(PHEV)
使用する燃料は電気とガソリンです。
エンジンと電気モーターを一緒に使います。
バッテリー内の電気が0になってもガソリンで走ることができるため、長距離運転にも適しています。
3 燃料電池自動車(FCV)
使用する燃料は水素です。
燃料電池の中で水素と酸素を化学反応させて発電し、モーターを動かします。
走るときに排出されるのは水だけなので、とてもクリーンです。
これらの自動車には非常時には電源として活用できるものも多く、災害対策にも役立ちます。
しかし、車体価格が高いことや、燃料の補給を行う設備が足りないことが課題となっています。
クリーンエネルギー自動車は、脱炭素社会の実現には不可欠なものの一つといえます。
これから技術革新や設備の整備が進んで、ますます普及していくことを期待します。